研究室選びは,4年生以降の1〜3年をどう過ごすかを決める,けっこう大きな選択です.判断材料になりそうなことを正直に書いておきます.
ひとことで言うと,「動くものを自分の手で作って,なぜ動くのかを考える」研究室です. ロボットの機体を設計して,回路を組んで,マイコンを書いて,実験して,データを解析して, それを論文や学会発表という形にまとめるまで.一通り経験できます.
対象は,脚で歩くロボット,空気圧で動くやわらかいアクチュエータ, 土や瓦礫の上を進む移動ロボット,そして本物の昆虫の歩行計測まで. 「機械工学科なのに虫を扱うの?」とよく言われますが, 生きものは何億年もかけて最適化された移動機械なので,学ぶことがとても多いのです.
基本的にはゆるいです.が,学会に出す・論文にする,というところは真面目にやります. 「何のためにその実験をするのか」を自分の言葉で説明できるようになってほしい, というのが一番のこだわりです.
教員は関西出身なので,だいたい関西弁でしゃべっています. 分からないことを分からないと言える空気は,意識して守っているつもりです.
大丈夫です.配属時点でスラスラ書ける学生は,正直ほとんどいません. 必要になったところから少しずつ覚えていけば間に合います. むしろ「手を動かして試す」ことを面倒がらない人のほうが伸びます.
まったく必要ありません.こちらも機械屋として虫を見ています. 必要な生物の話は,そのつど一緒に勉強します. もちろん,生きものに興味がある人は楽しいと思います.
厳格なコアタイムは設けていません.ただし,研究は時間をかけた分だけ進みます. 週に一度の進捗報告(ゼミ)があるので,そこに何かしら持ってこられるペースで来てもらうことになります. アルバイトや部活との両立は,相談してもらえれば調整します.
できます.というより,成果が出たら積極的に出してもらいます. ロボティクス・メカトロニクス講演会(ROBOMECH)をはじめとする国内学会が中心ですが, 内容次第では国際会議も視野に入ります. 人前で自分の研究を話す経験は,就職活動でも効きます.
研究を面白いと思えたなら,強くおすすめします. 4年生の1年間だと,どうしても「立ち上げて終わり」になりがちで, 一番面白い「分かってきた」局面に入る前に卒業してしまうことが多いです. 一方で,学部で就職する人も当然います.無理に勧めることはしません.
機械設計,電気・制御系,生産技術など,ものづくり系の進路が中心です. 研究室で「設計して,作って,測って,まとめる」を一周した経験は, そのまま面接で話せる材料になります.
いつでも歓迎します.メールで連絡をもらえれば日程を調整します. 実際に動いているロボットを見てもらうのが一番早いです. 他大学からの進学相談も受け付けています.